だからといって春休みの自分には取り立ててどうってことないのですが.
最近は量子計算について調べています. 量子計算に関するネット上の情報は決して多くありません. 中でも特に素晴らしい教材は, こちらの慶應義塾大学の授業.
Spintronics Research
「日本語ビデオ」の「量子コンピュータ授業」というところに, レジメとYouTubeへのリンクが貼って有ります. まだ#8までしか見ていませんが, 基礎的なことから始めて, やっとこさShorまでたどり着きました. 分かりやすいです. #8は#1〜#7までとはちょっと変わっていて, 量子計算の歴史になっています. 人物像がいきいきと伝わってきて面白かったです.
個人的には, John Archibald Wheelerという人物が引っかかりました. 彼は, 量子力学の根本原理に情報理論があるに違いないと主張していました. 彼の野望は実りませんでしたが[要出典. どこまで実ったのかは自分はよく知りません], 未だ知られていない重要な事柄が隠れているような気がしてなりません. まだまだ分かっていないことがありそうでワクワクします.
量子計算の歴史の中でも特に重要な人物は, なんといってもDavid Deutschでしょう. このことは, 先ほどの#8の動画を見ると分かります. 彼について調べてみると, TEDに動画が上がっているのを見つけました.
David Deutsch: A new way to explain explanation | Talk Video | TED.com
この動画は量子計算関係ないんですけどね. 神話と季節の話は面白い. しかしまぁ, 彼のもそうですが, TEDの動画は面白い!!!
量子計算の雰囲気は慶應義塾大学の動画で分かったので, 少しコードを書いてみようかなぁと... とは言っても, 量子コンピュータは僕の手元にはありませんので, 自分のPC上で(つまりクラシカルな計算機上で)量子計算のシミュレートをする, という形になります. 実はこういう有名なソフトウェアが一つあって,
QCL - A Programming Language for Quantum Computers
これですね. 今からちょっとこれで遊んでみようと思います.