映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』を観に行きました

ソロモンの偽証の後篇を観に行きました。映画公開日に行ったため、映画館は満員でした。ただチケットは当日行ってから真ん中の席が取れたので、そんなに予約していくほど熱狂的な人は多くない様子でした。後篇は、いよいよ裁判そして解決編です。映画の最初に前篇のあらすじが流れますが、あらすじを見ただけでは全くわけが分からない気がするので前篇はちゃんと見ていったほうが良いです。

これほど濃い人間ドラマは久しぶりに見ることが出来て、非常に満足です。死んだ浅井松子を利用する三宅樹里、彼女と母親との間に深まる溝、大出俊次に対する判決の行方、そして上原和彦の真の思惑は何なのか。松子の両親、死んだ柏木卓也の両親、三宅樹里の母親、大出俊次の母親、藤野涼子の両親と言った、親たちの心情も丁寧に描かれ、中学三年生という繊細な年頃の我が子の距離に翻弄される。多くの人たちの心情が複雑に絡み合っている様子を見事に表現していて、大変満足しました。それにしても藤野涼子さんの整った顔が可愛いかった。今後の活躍が期待される女優さんです。

まだ観ていない方はぜひ映画館へ。