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YAPC::Asia Tokyo 2015に参加しました

YAPC::Asia Tokyoに初めて参加しました。これまで存在自体はなんとなく知っていた気がしますが、あまり自分がweb業界に入ることは想像していなかったので、関心がありませんでした。いざ参加してみますと、YAPC::Asia Tokyoは想像していたよりも規模が大きくて、人々に活気や笑顔があふれていて、高度な議論が交わされていました。

大ホールの発表では、Larry Wallさん、まつもとゆきひろさん、Brad Fitzpatrickさんといった著名人を生で見ることが出来て、まるでアーティストのライブに来ている気分でした。一方で、各会議室での発表は、業務経験に基づいたコアな技術の共有や活発な議論を目の当たりにし、月並ですがいつかはあのように高いプレゼンスを発揮して技術の発信を行えるような立場になりたいと思いました。

Larry Wallさんの発表では、指輪物語に例えてPerl6のお話がありました。正直言って指輪物語とか全然知らないので意味不明でした。まつもとゆきひろさんのお話では、Streemを開発するに至った経緯や、実際に動くサンプルなどが説明されました。問題提起としては面白いものですが、Actor modelの焼き直しにしか見えなくて今の段階では微妙ですね。また、エラーの取り扱いに対するまつもとさんの態度は、かつてRubyで犯した初期の過ちを繰り返しているように見えました。型についてのまつもとさんの「絶対に型なんて書きたくないでござる」という意見には完全に同意しかねますが、Erlangも緩やかな型付けなので、あのようなモデルには強い静的型付は馴染まないのかもしれません。

決して顔が広くない私のような人間にとっては、昔から日本のweb業界を支えて来られた方たちが久しぶりに集まってワイワイやっている光景を羨ましく思いつつも、つらいものがあります。懇親会について、皆口を揃えて同窓会のようだとおっしゃいますが、その感覚に共感できずに隅っこのほうで会社の人と角ハイをちまちま舐めておりました。それでもなお、Vim pluginでいつもお世話になっている (あるいは私のpluginを使って頂いている) 方々に声をかけて頂いたり、かつて所属していたサークルの知り合いと話すことができたのはとても良い経験でした。

成熟したコミュニティーに飛び込むと、昔からそこにいる人達との温度差を感じてしまったりします。私はかつて、大学時代にも研究分野の学会のコミュニティーで同じ思いをしました。結局大した研究成果も上げることができず、その学会のコミュニティーから去りました。しかし、web業界にはこれからもいるつもりですし、技術力で以ってプレゼンスを高めていき、また人見知りせずに知り合いを増やしていきたいなぁと思いました。いつまでも、お母さんの同窓会についていったけどおとなしくジュースを飲んでいる娘みたいな気分じゃダメだなぁと思いました。

YAPC初参加なのに最終回なのはとてもさみしい気分です。何らかの形でこのコミュニティーが一度に会する場が続くといいですね。