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mplayerというソフトが素晴らしすぎて困る

雑記

いいソフトというのは客観的な基準は無い。趣旨にも依るが、ソフトというのは基本的に道具であり、道具は人を選ぶ。つまり、人のおすすめソフトがあなたに合うとは限らないということだ。

以上のお断りをご理解していただいた上で、mplayerというソフトの素晴らしさを伝えたいと思う。

まず、mplayerというのはメディアプレイヤーだ。と言うと、類似のソフトはいくらでもあげられるだろう。音楽特化のソフトも含むが、少しばかり挙げてみよう。

それぞれが個性があり、どれが良いとはひとつの軸では語れない。これを読んでる人なら、イチオシのプレイヤーソフトがあるだろう。

音楽を管理するにあたって、頭が痛くなるのはプレイリストだ。OSを入れ替えるとそれまでの苦労が水の泡、そういう経験あるだろう。或いは、プレイリストがバイナリーファイルで、とてもじゃないけど中身を編集できない。プレイヤーのバージョンが上がったらプレイリストが読み込めなくなった。ソフトを入れなおしたら、再生回数がリセットされた。一番最悪なところでは、プレイヤーのバージョンを上げたら曲が削除された、ジャンルがめちゃくちゃになった等々。

ああ…最悪だ…

私は告白すると、昔はfoobar2000を使っていた。スキンやプラグインを書いては自惚れていた。しかし、上のようなリセットを二度三度繰り返すと、ああいうソフトに嫌悪感すら感じるようになる。そうして、音楽は、ディレクトリーで管理するようになった。CDを取り込んだらまずはアーティストごとにディレクトリを作り、その中にCDごとのディレクトリを作って放り込む。中でも特に好きな音楽はコピーして好きな曲ばかり集めたディレクトリーを作る。Ubuntuを使うようになったというのもきっかけとなった。結局、ディレクトリーで管理するという方法は、OSにもソフトにも依らない方法だと分かったのだ。

ソフトはmplayerを使うようになった。Mac Book Airを手に入れた時も、iTunesは一切使うこと無く、mplayerをインストールした。

mplayer /path/to/musicdir/*

それで事が足りた。アーティストの下に、アルバムのディレクトリーを作り、その下に曲を入れていたら,

mplayer /path/to/artist/*/*

これで良かった。これで、好きなアーティストのいろんなアルバムの曲を、いくらでも聞くことができた。シャッフルしたいと思えば

mplayer -shuffle /path/to/artist/*/*

とすれば良いし、ループ再生したいと思ったら

mplayer -loop 0 /path/to/artist/*/*

とすれば良かった。この方法により、iTunesWindows Media Playerfoobar2000などの作るプレイリストから解放されたのだ。

mplayerの優れているところは、それがC言語で書かれているということだ。だから、とは一概には言えないのだが、低スペックなUbuntu機でHD動画を再生しても、ファンが回らないくらい軽かった。この軽さから、もはや動画はmplayerでしか再生しなくなった。

mplayerの大きな特徴の一つは、キーボード一つ一つにだいたい何らかのコマンドが割り当てられているということだ。「Enter」はスキップ、「Space」は一時停止みたいなものから、「f」ならフルスクリーンのトグル、「m」ならミュート、「9」「0」は音量調節…あまりに多くて最初は戸惑ったが、よく使うものはすぐに覚えていった。そして、それらはオプションで設定できるというのも大きな利点だ。例えば

alias mplayer="mplayer -fs"

としておけば、常にフルスクリーンで再生される。この自由さは、こういうコマンドラインソフトの特権だろう。

そういえば、私はアプリケーションの関連付けが大嫌いだ。新しいソフトを入れると勝手に書き換えられる、そんな事されようものなら、血迷ってそのOSを窓から投げ捨ててしまいそうになる。関連付けがないファイル、それがどうしてあんなに適当に扱われてしまうのか。テキストエディターで開きたいだけなのになんであんなに面倒なのか。

そして私は端末に篭るようになった。そこには、アプリケーションの関連付けなんてなかった(alias -sはあるが、殆ど使ってない)。端末では、まず「どのソフトで開くか」を入力するのだ。それはアプリケーションの関連付けとは対照的な挙動だ。ソフト名を最初に打つという行為、それは苦痛でも時間のムダでも何でもない。それよりもアプリケーションの関連づけがありませんと言われて、あの使いづらいソフト一覧のウィンドウを見るほうがいらいらするのだ。中には、「ソフトを立ち上げる→ファイルを開く」というのはお前の順番と同じではないかという指摘があるかもしれないが、それこそ苦痛以上の何者でもない。二度手間じゃないか!エクスなんとかとか言う糞遅いファイラーなぞ誰も使ってないだろうに、その上どうして、あの使いづらいファイルを開くダイアログの中で細々しなくてはいけないのか。

話がかなりズレてしまったが、ともかくmplayerというソフトは素晴らしい。音楽については、既にお使いのものから離れられないだろうから、まずは動画プレイヤーとして使ってみてはどうだろう?どのソフトを使っていますか、と問われたら、私はエディター、ブラウザーの次に挙げると思う。Windowsの人も、ぜひSMPlayerを入れたらいいと思う。パスを通したら、コマンドプロンプトからmplayerを使えるようになる。ちなみにWindows7以降でAeroが無効になって画面がちらついてしまう場合は、-vo direct3dというオプションをつけると直るかもしれない。